タイ刑事裁判所は、オーストラリア政府の要求を受け、麻薬取引とマネーロンダリングの容疑で逮捕されたイギリス国籍のジェームス・ヘンリー・キンチ容疑者の引渡しを決定しました。


ジェームス・ヘンリー・キンチ容疑者(53)は昨年3月31日、タイ当局によって逮捕されました。同容疑者は7年間、タイで生活をしていました。

また、キンチ容疑者は、17件の容疑でオーストラリア政府から指名手配されています。合成麻薬メタンフェタミンの原料となる塩酸プソイドエフェドリンを、オーストラリアに密輸していた疑いが持たれています。

裁判所の判決では、キンチ容疑者は、3ヶ月以内にオーストラリアに強制送還されるか、もしくは釈放されます。

現在、タイとオーストラリアでは犯罪者の引渡し条約は締結されておらず、今回の判決は、あくまでタイがオーストラリアを友好国のひとつとの認識の下に行う措置であると、裁判所は説明しました。