第二次世界大戦時、旧日本軍は東南アジアに広く進軍しており、タイ国内でも数多くの旧日本軍の残した歴史の足跡を見つけることが出来ます。現在は、宝くじのあたる寺として知られるナコンナヨック県のプランマニー寺には、日本旧陸軍第三十七師団の碑が立てられています。


日本旧陸軍第三十七師団碑003


日本旧陸軍第三十七師団と、この慰霊碑の建設に関する説明は以下の通り。

日本旧陸軍第三十七師団碑002


上記の内容は、以下の通り。(誤りがありましたら、ご指摘下さい。)

日本旧陸軍 第三十七師團碑誌
第三十七師団(冬)は 一九三九年(昭和一四年)三月十五日
九州で編成 中国山西省晋南へ出征して警備に任じ 次いで一九四
四年春 中国縦断の大陸打通作戦に参加して南進した

すなわち中国運城から南へ征旅一万四百余粁 仙山万岳を踏破し
仏印を経てタイに入り一九四五年夏 英印軍との最後の決戦に備え
てこのナコンナヨックに進出した 図らずも同年八月十五日終戦 
天を仰いで長恨極まりなく武器を捨ててこの地に駐留し力尽きて倒
れし多くの兵馬をこの地に埋めて 一九四六年故山に復員した

先の大戦にいて惜しくも戦没せし殉国の師団将兵七九二〇柱と
師団軍馬四三七六頭の精霊を祭り わずか七歳で消滅した歴戦の師
団と軍旗三旅を偲び 併せて大戦間失われし彼我幾多の犠牲を悼む
と共に 永遠なる平和への思いをこめて この碑を建てる

このナコンナヨックは 師団終焉の記念すべき地であり 師団が
ここに駐留間 タイ王国官民から賜わりし温かい友情と この碑建
設に尽力下されしナコンナヨック郡役所及びプランマニー寺のご厚
意に対し 深く感謝の意を表する そしてこの碑が 末永く日本と
タイ王国との親善の礎石となることを祈る

一九八九年三月二十五日(第三十七師団創立五十周年記念日)

第三十七師團慰霊碑建設奉賛会



第三十七師団に関する書籍も発行されています。(入手困難のようですが、以下に中古本の出品があります。)
春訪れし大黄河―第三十七師団晋南警備戦記 (1981年)
夕日は赤しメナム河―第三十七師団大陸縦断戦記 (1980年)


<追記>
同師団の慰霊碑は、宮崎県にもあるそうです。