国外逃亡中のタクシン元首相は5日、カンボジアのフンセン首相が今週末に予定しているプレアビヘア(カオプラウィハーン)訪問に、タクシン元首相が同伴するのではないかとの噂を、ツイッターを通じて否定しました。
プレアビヘアは、タイとカンボジアの国境にあるクメール遺跡で、両国が領有権を主張するなか、2008年にカナダで開かれたユネスコの世界遺産委員会で、カンボジアの寺として世界遺産登録されたことから、深刻な国境問題となっています。

タクシン氏は、自身のツイッターで「ドバイに滞在中であること」、「プレアビヘア寺院への訪問に同伴する予定がないこと」を表明しました。また、タクシン氏が同伴するのではないかとの噂を流したPADのリーダー、ソムクワキッド氏を批難しています。

具体的には、「ウソをつくのを止めませんか?私は、カンボジアまで飛行機で7時間も離れたドバイに居ますよ。どうやったら訪問に同行できるのですか?ナンセンスだ。」と記述しています。

一方、PADリーダーのソムクワキッド氏は、フンセン元首相がタイの領有権を侵害しないよう監視するため、PADメンバーを連れて現地に向かう考えを示しています。

タクシン元首相の資産没収に関する裁判所の最終判断を今月末に控え、タクシン元首相派と反タクシン元首相派の間で、様々な駆け引きが行われそうです。