タイの石油大手シェル・タイランドの女性社長、ピッサワン・アチャナポーンクルさんへのインタビュー記事が、タイの英字紙バンコクポストに掲載されています。


以下、シェル・タイランドのピッサワン・アチャナポーンクル社長へのインタビューの模様です。


―あなたは、シェル・タイランドで初めての女性社長として活躍しています。あなたの成功の秘密は何ですか?http://www.bangkokpost.com/business/economics/33990/secrets-of-success-from-a-female-leader

それは、様々な理由があると思います。まず、私のシェル社内での長い勤務経験の中で培った石油産業への深い理解、そして、私の新しいアイデア、新たな挑戦への熱意などが挙げられると思います。

それから、経営者らが私なら責務を全うできると判断したのでしょう。


―それらの要素は、あなたが今後、将来のリーダーを探す際に求めるものと同じですか?

項目を挙げるなら同じかもしれませんが、将来のビジネス環境の変化によって、それぞれの項目の比重が変わるかもしれませんね。

個人的には、人材や事業提携、顧客、そして総合的なビジネスなどを管理する能力がある方が、将来のリーダーになって欲しいと思います。


―初めての女性社長として、あなたが指揮するシェル・タイランドには、どのような特色があるでしょうか?

注目すべき変化は、あまりありません。ほとんどは、シェルの基本的な価値観を補うものです。つまり、清廉さ、正直さ、そして敬意です。私は、アイデアの交換や、コミュニケーションによって、これらを高めていきたいと考えています。


―あなたが今までに下した最も厳しい選択は何でしたか?

販売面での営業活動を徹底的に再編成した際には、ビジネスパートナーをはじめ、顧客や利害関係者に対して、大きな変化を強いることになりました。しかし、この変化により、シェルはより長きに渡って競争力を持つ企業になりました。


―あなたがこれまでにタイ社会やシェルに対してイニシアチブをとって行ったことについて教えてください。

私たちが懸念している将来のエネルギーに関する諸問題への理解を得るため、「エネルギー・シナリオ2050」というレポートをまとめ、政府ならびにメディア、学生らに対し配布しました。

また、私たちは、タイの若者らに対して教育サポートプログラムを提供し続けています。25年以上に渡り、奨学金制度を継続しており、できる限り、教育に関する事業に関わり続けようとしています。


―リーダーの果たすべき役割について、何かアドバイスはありますか?

リーダーになる前に、自分自身に対して、2つの質問をすべきでしょう。まず、「本当に、その重責に就きたいですか?」。この質問に対して、心から肯定できないのであれば、何事にも挑戦することが難しいでしょう。そして、2番目に「その責務により、あなたは何を得ますか?」という質問。これは、あなたがゴールに向かうための動機づけにつながるものです。


―あなたが成長するなかで、良い影響を与えた人物は誰ですか?

私の父は、私が到達不可能だろうと考えていた高さにまで、私を押し上げてくれました。決して古き伝統に従って「女には教育は不要」だとは思わず、私の教育を後押ししてくれました。


―あなたは日々の仕事の後、どのように心身を休めていますか?

私は、仕事を切り上げたあとは、一切の仕事をしません。こうすることで、家族との良い時間が過ごせ、心身が休まります。


―人々は、あなたにどのような印象を持っているでしょうか?

コーヒー愛好家。私は、素晴らしいコーヒーを探すために、尽力しているんです。ですから、みんな、良質なコーヒーマメに出会った時には、私を思い出すのです。


―母親として、あなたはどんな母親ですか?

私は、子供たちの友人でいたいと思っています。ですから、子供たちに考えを強要することはありません。それよりも、子供たちの考えを聞き、自分の意見や情報を与えてあげます。あとは、彼らが判断します。


―あなたは日中は、大きくて歴史ある企業を経営しているわけですが、家庭でも同じ役割をしていますか?

家では、全くの正反対です。家では、先頭を切って何かをすることもありませんし、何かの決定を下すこともありません。あくまで、ついていく立場です。


―もし、6カ月の休暇があったとしたら、あなたは何をしますか?

ノンフィクションの物語を読みたいですね。それから、家族との旅行を楽しみたいですね。