タイ深南部ヤラー県で12日午後、警察車両を狙った爆弾テロが発生し、4名が死傷しました。同車両には、地元で人気のあるソムピエン警察署長も乗車しており、病院で死亡したと伝えられています。タイの英字紙ネーションが伝えています。
午後1時半ごろ、バンナンサタ地区のタリンチャン村で、警察のピックアップトラックが爆破されました。爆弾は路面下に埋められ、リモート操作によって爆破されたものと見られます。ソムピエン警察署長ら4名は、村を巡回中でした。

ソムピエン警察署長は、午後3時40分ごろ、搬送先のヤラー病院で死亡が確認されました。

ソンピエン警察署長は、20年以上に渡って深南部の警察署で勤務し、地元住民らとの関係を築いていました。落ち着いた警察勤務がしたいとして、深南部以外の勤務を要請するために政府に申し出た際には、地元住民らのなかで大きな話題となっていました。