インドのタタ・グループのタイ法人タタ・スチールは、自動車産業に供給可能な高品質な鉄鋼の生産を実現するため、小型溶鉱炉の研究を2年以内に完成させる と発表しました。タイの英字紙ネーションが伝えています。
小型溶鉱炉の研究が成功した場合、タタ・スチールはタイ国内において新たな市場を獲得し、長期的に安定した収益を確保することが可能になります。

新任のラプタウィー社長は先週、小型溶鉱炉は、タタ・スチールにとって新たな取り組みであり、親会社から専門家を招き、共同研究を行うと話しました。

小型溶鉱炉の開発は、自動車メーカー各社が輸入に頼らざるを得ない種類の鉄鋼を、タイ国内で生産することにより、スピードと価格の両面で強みを確保し、多くの需要を取り込む狙いがあります。

タタ・スチールでは、概算ベースで年間30万トンから50万トン程度の受注を期待しています。