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南アフリカで11日に開幕するサッカーのFIFAワールドカップ2010南アフリカ大会に先立ち、本日10日、バンコク北郊の”バンコクヒルトン”こと、クロンプレム中央刑務所で「監獄ワールドカップ2010」が開幕します。
監獄ワールドカップは、FIFAワールドカップと平行する形で、日程を1日前倒しして試合が行われます。明日11日から7月11日まで開催されるFIFAワールドカップに対して、監獄ワールドカップは本日10日から7月10日までの日程で開催されます。

タイ国内で収監されている90国籍の全1万人以上の外国人服役囚の中から模範囚を中心に選ばれた16チームが、今年の監獄ワールドカップ王者を賭けた戦いに挑みます。

試合は7人制のサッカーですが、各チームはコーチ2名を含めた9人編成で、今大会に向けて地元サッカーチームなども指導を受けながら、技術向上に励んできました。

また、約300人の模範囚に対して、試合を観戦することが許可されていますが、サッカー賭博は厳しく禁止されています。

本日は午前10時から、開幕戦となる南アフリカ-メキシコ戦と、フランス-ウルグアイ戦が行われます。いずれも、明日のFIFAワールドカップ2010と同じく見合わせです。

なお、各国代表チームは、同じ国籍の選手が7名揃わない場合には、タイ人服役囚を穴埋め要員として補充するルールで、開幕戦を戦う2チームでは、南アフリカ代表チームが全7選手を南アフリカ国籍の選手で揃えたのに対し、メキシコ代表チームは一部メンバーをタイ人で補完します。

監獄ワールドカップでは予選リーグは行われず、FIFAワールドカップの決勝トーナメントが始まる前日から再開され、16チームによる決勝トーナメントが行われます。

また、決勝戦も同じく、FIFAワールドカップの決勝戦の前日(FIFAワールドカップの3位決定戦の日)に開催される予定です。

監獄ワールドカップは、これまでにも2002年と2006年に、FIFAワールドカップと合わせて開催されており、2002年はフランス、2006年はドイツが優勝しています。

FIFAワールドカップとは無縁のタイで開催される監獄ワールドカップは、タイサッカー協会やタイ政府スポーツ局、タイ観光スポーツ省などの支援と、100名以上の監視による厳戒態勢のもと、各国代表の愛国心をかけた熱戦が期待されます。

監獄ワールドカップの模様は、タイのテレビ局PBSで放送されます。