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タイ東部パタヤ市で、偽旅行代理店による詐欺事件が発生し、最高6万バーツ以上の被害者を含む約50名が被害に遭いました。オランダやドイツ、オーストラリアなどの国籍の外国人らが、警察に訴えたことで事件が発覚しています。地元英字紙パタヤデイリーニュースが伝えています。
http://www.pattayadailynews.com/en/2010/06/15/foreigners-conned-in-large-scale-travel-agent-scam-in-pattaya/

14日午前、被害者らは地元警察に対し、ナックルアにある旅行代理店に代金を支払ったものの、航空券の手配が行われなかったと訴えました。

被害者グループのジョハネスさん(42)によると、3ヶ月ほど前、パタヤに長期滞在する9名の外国人が、自国行きの航空券を買い求めました。なかには、タイ人妻の航空券を依頼した人もいます。

ナックルアにあるリーツアートラベル社のステーラ代表に対して、それぞれ6万バーツ程度を支払い、旅程表と共に、航空券のコピーと思われる書類を受け取りました。

9名は皆、今年6月13日と14日の朝のフライトを予約していました。

被害者らは出発当日、スワンナプーム国際空港のチェックインカウンターに到着し、航空会社のスタッフから航空券が発券されていない事実を知らされ、詐欺が発覚しました。

彼らはステーラ代表に連絡を取ろうとしましたが、接触することが出来なかったため、地元警察に通報しました。被害者の中には、ビザが失効し、オーバーステイ状態の人もいるそうです。

http://www.pattayadailynews.com/en/2010/06/15/foreigners-conned-in-large-scale-travel-agent-scam-in-pattaya/

警察の捜査によると、警察に通報した9名の外国人以外にも被害者が多数おり、合計で約50名にのぼることが判明しています。また、リーツアートラベル社のステーラ代表は300万バーツと共に姿を消しています。

6月18日までにステーラ代表がバンラムン警察署に出頭しない場合、逮捕状が発行されることになっています。