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Cバンド衛星TV放送を導入している家庭で15日夜、ワールドカップを放送予定だった無料チャンネルの画面が真っ黒な状態となり、視聴者らが怒りをあらわにしています。放送事業者から事前の告知などはありませんでした。タイの英字紙ネーションが伝えています。
タイ国内におけるワールドカップの放映権を持つRSプロモーションでは、Cバンド衛星を利用した同放送が暗号化されていないとして、FIFAによって強制的に放送が遮断されたため、今回のような事態となったと説明しています。

多くのサッカーファンが、無料放送局と衛星事業者に苦情の電話をかけ、怒りをぶつけました。

一方、アンテナによって放送を受信している家庭では、このような事態は発生しておらず、RSプロモーションでは、Cバンド衛星TV放送を通じて視聴する家庭のみで問題が生じたと説明しています。

今回の問題は、衛星を利用したテレビ放送により、インドなどの他国で放映権を持つ事業者から、タイの衛星放送を受信して視聴している視聴者がいるとFIFAに対して苦情が寄せられたため、FIFAによって放送が遮断されたものです。

RSでは、今後のワールドカップの放映についても、Cバンド衛星TV放送では見ることが出来ない状態が続くと説明しています。

※同問題が発生している家庭では、アンテナによる受信で対応する必要があります。