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タイ中央銀行(BOT)は15日、政策金利の凍結を要望する民間部門に対して、利率は市場の原理に基づいて変動させると答え、要求を拒否しました。タイの英字紙ネーションが伝えています。
タイ商工会議所、タイ輸出入協会、タイ工業連盟(FTI)など、タイ国内で強い影響力を持つ民間団体の代表者らが、BOTのタリサ総裁と会談を行い、ヨーロッパにおける金融危機や、金利・為替政策に関する懸念を示し、政策金利の一時固定化を要求しました。

これに対し、タリサ総裁は、ビジネスと経済の両面を見ながら、政策金利を調整していくと答えました。また、現在の国内景気について、世界的な経済回復の影響により、大きく改善しているとの認識を示しました。

また、民間部門に対して、金利は上昇局面にある中で、借り換えレートを低く維持することは経済全体に損害を与えると警告しています。

商工会議所のポンサク副議長は、政治的混乱の影響は予想されたほど深刻ではないため、中央銀行はインフレ防止のため、年内にも政策金利を引き上げるだろうとの見方を示しました。