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タイの今年上半期の旅行者数は、昨年と比べ僅かならが上昇したものの、第3四半期のホテル予約は伸び悩んでいます。タイの英字紙ネーションが伝えています。
タイ観光連合会の名誉顧問であるアピチャート・サンカリ氏は、今年上半期のタイの観光業は、昨年同時期と比べ、2-3パーセントの成長だったと話しました。

今年上半期のタイへの渡航者数は、2008年末に発生したPADによる空港閉鎖の影響を受けた昨年上半期と比べると20%伸びていますが、2008年上半期と比べると10%落ち込む結果となりました。

アピチャート氏は、「空港閉鎖の影響を受けた昨年と比べ、今年の上半期の渡航者数の伸びは、非常に遅い。」と話しました。

また、今年の政治的混乱により100万人以上の渡航者を失っており、さらに70万人から80万人程度の渡航者が、タイへの渡航を見合わせると予想されると述べました。

さらに、アピチャート氏は、「観光スポーツ省が掲げるタイへの渡航者1500万人の目標には、決して達しないだろうと確信している。」と話し、同省の職員が月曜日に話したばかりの目標について、厳しい評価を下しました。

一方、タイ・ホテル協会のプラキット会長は、7月、8月のホテル予約が僅かであることを明らかにしました。タイの安定に対する不安が根強いことが原因であると指摘しています。

現在のタイ各地のホテル客室稼働率は、チェンマイなどで29%、プーケットのパトンビーチで50%、その他の島嶼部で20から30%、バンコクおよびパタヤで40%程度です。

タイ・ホテル協会では、観光業の振興ため、7月末に行われる観光フェアで、短期国内向けキャンペーンとして、実質50%割引となる「1泊宿泊で1泊無料」キャンペーンをタイ全土で開始する予定です。