http://www.nationmultimedia.com/home/2010/07/05/national/Sakhon-Nakhon-man-among-26-red-shirts-missing-or-h-30133017.html赤シャツ軍団によるバンコク都内での抗議と暴動の終結から既に1ヶ月、デモ集会に参加していたプワナートさんの母は、未だなお、息子の帰りを待ちつづけています。タイの英字紙ネーションが伝えています。
プワナートさん(32)の母パイトーンさん(60)は、タイ東北部サコンナコン県在住で、多くの友人たちと共に赤シャツ軍団のデモ集会に参加するためにバンコクに行ったきり帰ってこない息子を待ち侘びています。

パイトーンさんは、「とにかく息子が生きているのかどうか知りたい。」と話します。また、息子に対して「民主主義のために闘い、勝利するまで参加しつづけるよう」頼んだことを明らかにし、プワナートさんがデモ集会に参加したきっかけが自分自身だと話しました。

「私は息子に、何があっても友人と離れないように言いましたが、5月19日にデモが終了したのに、まだ息子は帰ってきません。」と、パイトーンさんは震えた声で話しました。

息子のプワナートさんからの最後の電話は5月17日の朝で、その時には安全な状態にあり、全く問題ないと話したそうです。また、翌日には地元から一緒にデモ集会に参加した若者がプワナートさんと会い、バスで地元に帰ろうと提案したものの、プワナートさんは帰郷を拒んだそうです。

その後、プワナートさんの目撃情報は、一切ありません。

母パイトーンさんは警察 に捜索を依頼すると共に、ミラー財団の行方不明者センターにも申請を行いました。プワナートさんは身長180センチ、細身で色白、髪は短髪で黒、頭部に傷跡があるということです。

ミラー財団では、プワナートさんと同様に行方不明となっている35名の捜索を行っています。