タクシン元首相を支持し、今年5月までの約2ヶ月間に渡ってバンコク都内で大規模デモ集会を行い、集会解散により暴徒化したデモ参加者らが都内各地で放 火・強盗などの行為を行った赤シャツ軍団が28日、バンコク都内の学校の講堂でセミナーを開催し、500名程度の支持者らが集まりました。

赤シャツ軍団が集会場所に学校の講堂を選んだのは、5名以上の集会を禁じた非常事態宣言に抵触することを避けるためだそうです。
数ある赤シャツ軍団系雑誌の一紙であるレッド・パワー・マガジンの編集者のソムヨス・プルエックサカセムスク氏は、囚人服を身にまとい、足には鎖をつけた姿で登場し、一連の赤シャツ騒動で死亡した人々を偲ぶ会を開催しました。

この集会には、赤シャツ軍団を率いて大規模デモ集会を行ったプアタイ党のジャトゥポン議員らも出席し、政府に対してテロリスト容疑で拘束されている仲間の解放を訴えました。

また、「特別なチカラ」が、政府や議会、公平な裁判を妨げていたと訴え、政府は人々の虐殺を命じられていたと持論を展開しました。さらに、税金を使用した議員の買収行為が行われており、一部の議員が政権与党サイドに寝返るだろうと話しました。

具体的には、8000万バーツを受け取ったサムットプラカン県の議員2名が離党したと訴えています。

2008年に空港2港のほか、首相府や政府施設などを占拠した反タクシン元首相派のPAD幹部らが、つい先日になって出頭し、自身らにかけられたテロリスト容疑を否定するなど、親タクシン・反タクシンともに行動を継続させる姿勢を見せており、タイ国内における政治的な対立は解決の糸口さえみつからない状況が続いています。