タクシン元首相の最近の動向が、同氏に近い人物から明らかにされています。ネーションの報道です。

タクシン元首相は、2006年のクーデターにより首相の職を追われ、訪問先のアメリカから国外逃亡生活を開始、2008年に一時帰国したものの、北京オリンピック観戦を口実に出国し、現在まで国外逃亡を続けています。
タクシン元首相の義理の弟であるソムチャイ元首相は、8月29日にタクシン元首相と電話で話したことを明かし、次のように話しています。

まず、タクシン元首相の所在ですが、東南アジアに潜伏中であるとの噂がありましたが、「タイの近隣にはいない。」とのこと。

また、体調不良の噂についても、「声がとても鮮明であり、」「病気のような兆候は全くない。」と否定し、タクシン元首相の家族にとって「タクシン氏の体調不良を隠す必要は何もない。」と話した上で、健康状態が悪化しているとすれば「心の病」であり、「家族や子供たちと会えないことを寂しいと思う病気だ。」と言っています。

さらに、既に離婚したことになっている元妻ポジャマン婦人とも、「会えなくて寂しい。」と話していたとのことです。


一方、タクシン元首相の法務顧問を務め、現在はタクシン元首相の報道官としての役割を担うノパドン氏もまた、「まだタクシン氏は生きている。」と記者団の前で話しました。

ノパドン氏は、ノーベル平和賞受賞者であるネルソン・マンデラ氏と共に写るタクシン元首相の写真を公開しました。写真に記された日付は、8月27日で、決して写真は加工されたものではないと主張しています。

タクシン元首相がネルソン・マンデラ氏と会ったのは、世界のリーダー達と会って、ビジネス機会を模索する一環として、タクシン氏が会いに行ったとのことです。


タクシン元首相の体調不良説が出ている背景には、このところタクシン元首相がメディアに露出していないことが挙げられますが、これに対してソムチャイ元首相は、「政治的な問題と関連付けられたくないため、沈黙を守っている。」と話しています。