2006年の軍事クーデターによって首相の座を追われ、2008年に再帰国するも「北京オリンピックを見に行く」と言ったまま国外逃亡を続けるタクシン元首相が、約1ヶ月ぶりにツイッターでメッセージを発表しました。

タクシン元首相の”つぶやき”の内容は、「暴動を扇動すること」ならびに「政治よりも上に存在するタイ王室を批判すること」について、非難するものでした。
タクシン元首相と王室との関係は、決して良好とは言えず、タイ社会では「タクシン元首相が王室を排除して、自身が大統領になろうと企んでいる。」などと非難する声もあります。

また、タクシン元首相はツイッターのなかで、各政党や勢力による非難の応酬を止めるよう伝え、政治的な混乱で影響を受けた人々に対する支援を行うよう求めました。

約1ヶ月ぶりのタクシン元首相の”つぶやき”は全5件で、最後のメッセージでは、「私は他の誰より(政治的な混乱で)問題を抱えてますが、国や国民の受けたものと比べれば、大したことはありません。どうか私のことは心配しないでください。私は、本当の意味での国民の和解を支援します。そして、和解に応じる全ての政党と勢力に感謝します。もっとも大切なのは、親切と慈悲の心、そして行動することであって、決して、イメージ作りではありません。」と綴っています。

タクシン元首相は、5月まで続いたバンコクの大規模デモ集会が散会して以来、長らく政治的な発言を避け、沈黙を守っていましたが、先ごろ行われたタイ東部パタヤにおける赤シャツ軍団のデモ集会でも、数ヶ月ぶりに大衆に対して、国外からの音声によるメッセージを伝えています。