タイ法務省特別捜査局(DSI)は27日、バンコク都下における「政治的動機による散発的な爆弾攻撃」に対する警告を発しました。年末までの期間、バンコク都内で爆弾事件が発生する可能性について警告しています。

また、タイ警察からも暴力や爆発攻撃の発生可能性を示す特別レポートが発表されています。
DSIのタリット局長は、「(政治的な動機を持った)犯行グループは、捜査当局の厳戒態勢のなかで暴力的な行為を行うことで、自分たちの力を誇示しようとしている。」と、一連のバンコク都内における爆弾事件について説明し、警備体制を強めると話しました。

一方、タイ政府の平和維持本部(CRES)でも、バンコク都が非常事態宣言下にあるものの爆弾攻撃が頻発する事態が継続するとの見方を示しており、CRESの指揮をとるステープ副首相は「非常事態宣言は、国家へのダメージを最小限にとどめるツールである。」と述べると共に、バンコクの中心部で爆弾事件が続く現状について謝罪しました。