タイの国会は、中国とタイを結ぶ高速鉄道の敷設計画について、中国の技術力に依存せざるをえない現状で、多額の予算を投入することは適切でないとして、同高速鉄道に関する枠組み交渉における決定を先送りする方針です。
タイの上院および下院では、中国とタイを結ぶ高速鉄道の敷設計画について、両国の有識者らによる合同研究委員会を設置し、同計画の詳細を確認したうえで、枠組み交渉を進めるよう求める方針です。

この結果、同計画は、大幅に遅延することになります。

タイ憲法では、諸外国との協定締結には、議会の承認が必要であるとの記載があり、東南アジア地域全体の大流通網の建設においても、例外を認めませんでした。

中国との高速鉄道敷設計画に関する合意は、ステープ前副首相が数ヶ月前に行ったものです。