タイ上院の観光委員会は10日、タイ南部のリゾート地プーケットで100年以上の歴史を誇る中国ポルトガル様式の建物群を、世界遺産の登録を働きかけるよう、文化省に求めました。また、プーケット島自体の世界遺産登録についても、同様に要望が出されています。

これを受け、二ピット文化大臣は、省内で調査を行い、世界遺産の選考基準に帝王しているか否かについて検討することを発表しています。
中国ポルトガル様式の建物群は、マレーシアのマラッカやペナンなどでも見られる建築様式で、建設から100年以上が経過していますが、タイ文化省ではワイヤーを用いるなどして、当時のままの姿を維持するよう試みています。

1511年頃から東洋と西洋の文化の影響を受けて建築された中国ポルトガル様式は、タイ国内では、プーケットのほかにも、ラノーン、クラビ、パンガー、トランなどの各県で現存しています。

現存する建物の多くは、ラマ5世時代にプラヤ・ラッサダヌプラディット・マヒッサラパクディ氏がプーケットを治めていた1901年から1913年頃に建設されたものです。

プーケット行政では1994年、中国ポルトガル様式の建物が建つ地域を、景観保護地区に指定し、12メートル以上の建築物の建設を禁止するなど、観光資源として景観の維持にも努めています。