東北地方太平洋沖地震に関連するタイ国内のニュースをまとめます。(インターネットを通じた募金などの情報は、こちらのページをご確認ください。)

タイ政府は14日、地震の被災者への支援として2億バーツ(約5.4億円)の義援金の提供を決めています。また、タイ米などの支援物資の提供のほか、医療チームの派遣なども検討しています。今回の決定は、日本との「友好」を示すものであるとして、他国への災害支援としては異例の措置となります。

http://www.thaitv3.com/ch3/また、タイの主要テレビ局のひとつであるチャンネル3では、日本における地震と津波の被害状況を連日のように伝えると共に、ニュース番組などを通じて、日本の被災者に対する義援金の募金を呼びかけています。(画像は、チャンネル3での日本への募金呼びかけ)

さらに、在タイ日本人の利用が多いバンコクのエンポリアムデパートや、日本食で有名なオイシグループなどが、それぞれの店舗内に募金箱を設置するなど、民間における募金活動も広がっています。

その他、タイ国内で働く日本人に対しては、同僚のタイ人から地震や津波の状況を気遣う声が掛けられたり、仲間で出し合った募金が手渡されるなど、個人レベルにおいても、様々な形で日本へのメッセージなどが伝えられています。

一方、募金以外の動きでは、日本の原子力発電所における放射能の漏洩に対する対応として、日本からタイ国内に持ち込まれる食品などについて、放射能に汚染されていないかを確認するとしているほか、今後のタイ国内における原子力政策の転換など、原子力関連のニュースに注目が集まっています。