タイのアピシット首相は17日、大地震で大きな被害に見舞われた仙台市に約300人が居住していたことに触れ、100名ほどが現地を離れたことを確認したものの、約200名の安否が確認できていない現状について明らかにしました。

首相は、現在のところ「タイ人の死亡者は確認できていない」と話し、帰国を希望するタイ人のために「タイ国際航空が帰国用の航空機を用意した」ことを発表しました。

また、日本向けの支援として、生活必需品などを輸送するため、空軍機C130を用意し、日本大使館から不足が伝えられている飲料水、懐中電灯、毛布などを輸送する準備を進めています。

一方、タイからのレスキュー隊員の派遣は、日本側の受け入れ態勢が不十分であるため、見送られています。