
災害復興と、日本経済の建て直しに時間を要するため、今年の日本人旅行者数が落ち込み、タイの観光業全体で150億バーツから200億バーツ(500億円前後)の損失があると、同センターでは予想しています。
地震発生前には、同センターでは、2011年の日本人観光客数を120万人程度と予想し、380億バーツの観光収入があるとの予想を示していました。
しかし、その一方で、老後を日本国外で過ごそうとする、いわゆるロングステイを検討する高齢者が増えることが予想されるとしています。このため、他国と比 べて観光資源が豊富で、人材の質が高く、生活コストが低いタイは、こうしたロングステイ先としての需要が増える可能性があるとしています。