タイ食品薬物局(FDA)は28日、日本から輸入されたサツマイモが放射能汚染されていたと発表しました。FDAでは既に、輸入差し止めの措置をとっています。

FDAでは、3月16日から27日にかけて、日本から輸入された食品の検査を行いました。75キロのサツマイモから抜き取り検査したところ、陽性の反応が出たということです。

FDAが伝えたところによると、「地震や津波の影響を受け、現在は放射能汚染問題に直面している東北地方の1県である茨城県から届いたサツマイモから、放射性物質が確認された」ということです。
確認された放射能の量は、1キログラムあたり15.25ベクレルで、世界保健機構(WHO)が定める1キロあたり100ベクレルの基準値以下でした。

FDAでは、放射能が確認される以前から、サツマイモの輸入差し止めを決めており、日本産サツマイモの国内での販売・拡散を防ぐ措置をとっています。