タイ・ホテル業協会(THA)は29日、バンコクとプーケットのホテル宿泊料が軒並み3%から5%上昇したと伝えました。しかし、その他のエリアでは、客足が遠のくことを恐れ、値上げを行っていないとのことです。

THAのプラキット会長によると、首都バンコクにある5つ星ホテルやブティックホテル、南部プーケットにあるリゾートホテルでは、客室稼働率が10%以上上昇していることを受け、宿泊料を3%から5%程度、値上げしたと話しました。

その一方で、バンコクとプーケットを除く地域では、見込み客を失いかねないとして、宿泊料を据え置くホテルが多いとのことです。さらに、過去数年に渡る政治的な混乱でタイを倦厭してきた外国人客を呼び戻すため、割引などのプロモーションを実施するホテルもあるようです。
タイでは昨年、3月から5月にかけて大規模な反政府デモ活動が行われ、多くの外国人観光客がタイ旅行を取りやめました。昨年3月のタイ全土の客室稼働率は40%まで落ち込みましたが、今年は70%まで回復したということです。

なお、プラキット会長によると、バンコクおよびプーケットにおける値上げは、決して大幅な値上げではなく、例年通りであれば、5%から8%程度の値上げになるとそうです。また、マレーシアでは8%、シンガポールでは10%程度の値上げが行われていると付け加えています。