もう、あれから1年。早いものです。
タクシン元首相派の赤シャツ軍団UDDは、昨年3月から行った反政府大規模デモ集会の散会から1周年を迎えた19日、昨年4月から2ヶ月間に渡って占拠したラチャプラソン交差点に集結しました。報道によると、19日の集会参加者数は、1万人を越える大規模なものでした。
集会に先立って行われた記者会見では、赤シャツ軍団のティーダ氏が、平日の集会であるため参加者数が思うように集まらない可能性を述べるなどしていましたが、ラチャプラソン交差点を含む近隣エリア一帯を赤いシャツを着た人々が埋め尽くす大規模な集会となりました。

集会は4時半頃に最高潮を向かえ、警察発表では、集会参加者が1万人に達したということです。会場では、赤シャツ軍団が招待した92人の僧侶が、昨年のデモ集会排除などで死亡した92名に対して、お経を唱えるなどの式典が行われました。

会場に姿を見せた赤シャツ軍団幹部のナタウット氏は、次期総選挙への出馬を改めて明言し、軍兵士らによる強制排除により死亡した92名の死因の究明などを訴えて選挙戦を戦うと話しています。