ハーグに本部を置く国際司法裁判所は18日、タイとカンボジアの国境紛争に発展している寺院遺跡プレアビヘア(タイ名:カオプラウィハーン)について、両国軍に対し、同寺院遺跡周辺地域からの退去を求めました。
カンボジア政府からのタイ軍の退去要請を受けて行われた審議で、国際司法裁判所は、同寺院遺跡がカンボジア領であるとした1962年の判決を再確認したうえで、両軍に対して退去を求めました。また、同裁判所は、タイ政府に対して、カンボジア政府による同寺院遺跡周辺地域の開発を妨害する行為を禁じる命令を出しています。
国際司法裁判所の小和田恆所長は、今回の決定について、これ以上の被害と暴力を避けるための措置であると説明しています。
カンボジア政府からのタイ軍の退去要請を受けて行われた審議で、国際司法裁判所は、同寺院遺跡がカンボジア領であるとした1962年の判決を再確認したうえで、両軍に対して退去を求めました。また、同裁判所は、タイ政府に対して、カンボジア政府による同寺院遺跡周辺地域の開発を妨害する行為を禁じる命令を出しています。
国際司法裁判所の小和田恆所長は、今回の決定について、これ以上の被害と暴力を避けるための措置であると説明しています。