ミャンマーの情報をお伝えします。キャップ(@capbkk)です。

ちょっと真剣に、ヤンゴンの賃貸マンションを見て回りました。
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いわゆる駐在員さんの住んでいるマンションは、前の記事「外国人向けサービスアパート事情」にまとめた通り、月の家賃が30万円超で、しかも、空き待ちが80件を超えるような状況で、「とりあえず、ヤンゴンにも部屋を借りてみよう」というような軽い気持ちでは、決して借りることが出来ない代物です。

ということで、もっとリーズナブルかつ快適なミャンマー生活を求めて、賃貸マンション探しに行ってきました。
ポイント1:ミャンマーの物件は、縦長の200平米が基本
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さて、この写真、微妙に分かりづらいんですけど、廊下も含めて室内です。

今回、見て回った物件は、縦長の部屋が多く、縦横が4:1くらいで、広さは200平米前後のものが多かったです。家賃は、諸々の条件にもよりますが、だいたい4万円くらい。


ポイント2:エレベーター無しの最上階物件が、最も安い
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値段の違いが大きく出るのは、エレベーターの有無です。

エレベーター無しのマンションでは下層階の家賃が高く、逆にエレベーター有りだと上層階の方が高くなります。まぁ、当然といえば当然なのですが、エレベーター無しの8階建てマンションなんかが有ったりして、さすがに最上階には住みたくないなぁーという気分になります。


ポイント3:マンションはスケルトン貸し、内装は借主負担
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この物件は、マンションの1階の物件で、月家賃は10万円。部屋の半分がメゾネットになっており、1階部分が200平米、2階部分が100平米で、計300平米。

写真を見ての通り、ミャンマーの物件は、マンションであっても部屋の内装はおろか、間仕切りさえない状態で賃貸に出されるケースが多く、部屋を借りた人が、自分の好きな間取りを考え、自分でお金を払って工事をしなければならない物件が一般的です。

もちろん、内装済みの物件もあるんですけど、その分、月の家賃が高くなります。


ポイント4:内装済み物件で、好みの内装を探すのも難しい。
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この部屋は、売り物件(3200万円)として出されているものを見に行ったんですけど、オーナーがインド人だそうで、内装が物凄く派手です。自宅に帰っても、一切落ち着かないこと請け合い。

正直、この内装を見て、マンションの内装は自分でコーディネートした方がいいなぁと思いました。


ポイント5:家賃は1年分を前払いが基本
最後に、もっともミャンマー生活の敷居を高くしているのが、この家賃1年分前払い制。

大家さんとの交渉次第では、半年契約で半年前払いも可能とのことですが、基本的には1年分前払いだそうです。これでも、以前は3年分とか5年分前払いだった習慣が、徐々に期間が短くなって、1年分前払いが基本という状況になったそうです。

内装もしなきゃいけないし、家賃は1年分払わなきゃいけないし、何だかオフィスとか店舗を借りるような気分になりますが、これがミャンマースタイル。

まぁ、「郷に入りては郷に従え」なんですが、郷に入るのが大変ですね・・・・。


以上、ミャンマーの賃貸マンション事情でした。