キャップ(@capbkk)です。ミャンマーの要人情報をお伝えします。
ゾウゾウ(Zaw Zaw)氏は、ミャンマー国内において、貿易、建設、高速道路、ホテル経営、観光、製造、ゴム、サービス、鉱石、宝石、石油、農業と、多岐に渡るビジネスを展開するマックスミャンマーグループ(Max Myanmar Group)を率いる人物です。

また、ゾウゾウ氏は、ミャンマーサッカー協会の会長でもあります。

軍事政権に近い人物としてブラックリスト入り

1993年創業のマックスミャンマーグループは、大型発電機や建築用重機の輸入から事業を開始。その後、建設やホテル事業などへと事業を拡大していきました。

自動車の輸入および販売、石油の輸入および販売にかかるライセンスも保持し、大きな富を築いています。

また、マックスミャンマーグループは、2006年から新しい首都となったネピドーの建設においても、数多くの建物の建設を受注しています。

人権蹂躙などでミャンマー軍事政権を批判していたアメリカは、ゾウゾウ氏が軍事政権(国家平和発展評議会)に近い人物であるとしてブラックリストに名前を載せていました。

2012年8月のウォールストリートジャーナル紙のインタビューでは、ミャンマーの発展に貢献することによって、こうしたブラックリスト入りの汚名を挽回すると話しています。

バブル絶頂期の日本に、ゾウゾウ氏は住んでいた

ゾウゾウ氏は、1990年初頭、バブルに沸いていた日本に居住しています。

英語版のウィキペディアによると、ミャンマー帰国は1994年で、マックスミャンマー創業が1995年。ただし、同社ウェブサイトによると、創業は1993年となっています。

創業当時の主たるビジネスである発電機や重機の輸入は、日本から入れたもの。(発電機では、北越工業のエアーマン発電機を、ミャンマーにて独占販売)

マックスミャンマーグループ、従業員は1万人を超える

同社ウェブサイトに記載されている主な事業内容は、以下の通り。

1.貿易
自家用車および商用車、建築・建設用重機、発電機などの輸入。

2.建設
ネピドーにおける高速道路建設では、8車線18マイルの高速道路と、32マイルの道路網を敷設。
1000台以上の重機、3箇所のコンクリート工場を、ネピドー建設プロジェクトに使用。

3.ホテル・観光
ホテルマックスチャウンタビーチ、ロイヤルクムドラホテル、ランドマークホテルの3つを運営。
主要都市でのホテル事業を複数計画中で、ミャンマー最大のホテルチェーンを目標とする。

4.製造
2005年に、天然ゴムのプランテーション5000エーカーを取得。タイヤなどゴム製品製造を準備中。


同グループの従業員数は1万人を超え、 労働環境の整備にも力を入れている。

参照
マックスミャンマーグループ ウェブサイト maxmyanmargroup.com
Zaw Zaw ウィキペディア(英語版)
ウォールストリートジャーナル online.wsj.com