タチバナロウヤシは、キューバ原産で、写真を見ての通りの妙な姿が特徴的なヤシです。写真の木は、高さ3メートルくらいですが、高いものでは10メートル近くになるそうです。また、幹は見えませんが、葉は幹からスパイラル状(らせん状)に生えているそうです。
タチバロウヤシの木
タチバロウヤシの学名は「コペルニキア・マクログロッサ」で、地動説を唱えた天文学者コペルニクスの名をとった命名だそうです。また、特徴的な形から、「キューバ・ペチコート・パーム」という名前でも呼ばれています。

和名の「タチバロウヤシ」というのは、葉が「蝋(ロウ)」で覆われる特徴から名付けられたとか。おそらく「タチバ」の方は、漢字で書くと「立葉」で、葉が上に向かって立っている様だと思われます・・・・。

まぁ、いずれにしても、気合を入れて名前をつけたくなる容姿ですね。 
タチバロウヤシの花
ぎっしりと詰まった葉の間から、枝が伸び、実がなってました。

タチバロウヤシの実
まぁ、正直なところ、非常に気持ち悪かったです・・・・。

葉がフサフサしているからかどうか分かりませんが、寒さにも強く、日本の観葉植物を扱うショップでも数多く売られているそうです。タチバロウヤシが似合うような日本の庭って、想像がつきませんが。

(撮影場所:クイーンシリキット公園/バンコク・タイ、3月下旬)