ミャンマー北部カチン州で10日午前、ミャンマー政府軍とカチン独立機構(KIO)が交戦したと、現地のキリスト教会が伝えました。KIOは今年5月、停戦協定を結ぶことで合意しましたが、その後も散発的な戦闘が続いています。カチンニュースが報じています。
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ミャンマー政府軍とカチン独立機構(KIO)の軍事衝突が伝えられたのは、ミャンマー北部のカチン州とシャン州の州境にあるナムリンパという街で、午前9時ごろから始まった銃撃戦は、正午頃まで続いたということです。

KIOでは、ミャンマー政府軍の3個師団が、KIOの統治下にあるナムリンパに侵攻したことによって、戦闘が始まったと報じています。

ミャンマー政府は今年5月、カチン州の州都ミッチーナで、カチン独立機構(KIO)との停戦交渉を行い、暫定停戦合意に双方が署名したことを発表しました。この交渉の席には、国連と中国が立会いました。