ミャンマーで初めてとなる少数民族専門のテレビチャンネルが開局し、試験放送を開始しました。このチャンネルは、ミャンマー国営ラジオ・テレビ局(MRTV)が運営するものです。デモクラティック・ヴォイス・オブ・ビルマなどが伝えています。
試験放送が始まった少数民族専門テレビチャンネル「The National Races Channel (国の民族チャンネル?)」は、首都ネピドーから配信され、現在のところ、ヤンゴン、マンダレーおよびネピドーのみで視聴が可能ですが、今月15日から他の地域にも配信されます。
また、当初は午前6時から正午までが正規の放送時間帯で、その後は、同じ内容が再放送されますが、来月10月15日からは、終日の放送になります。
専門番組が制作される少数民族は、カチン、カレンニー、ショウカレン、東ポーカレン、西ポーカレン、ラインゾチン、アショーチン、モン、アラカン、シャン、ワの11民族です。
また、カレン、カレンニー、モン、アラカン、シャンの5民族の番組は1時間番組、その他の番組は30分番組として制作されます。
ミャンマーの民族問題は根が深く、近代史においても、イギリス統治時代には少数民族が上に立ってビルマ族を虐げていた過去があり、独立後には一転してビルマ族が中心となって少数民族を阻害し続けた歴史があり、現在に至っては反政府側の勢力に中国が肩入れして内政を混乱させる動きがあるなど、全く収集がつかない状況ですが、このテレビ局の開局が、中央政府と少数民族との橋渡しとなればいいですねー。
試験放送が始まった少数民族専門テレビチャンネル「The National Races Channel (国の民族チャンネル?)」は、首都ネピドーから配信され、現在のところ、ヤンゴン、マンダレーおよびネピドーのみで視聴が可能ですが、今月15日から他の地域にも配信されます。
また、当初は午前6時から正午までが正規の放送時間帯で、その後は、同じ内容が再放送されますが、来月10月15日からは、終日の放送になります。
各少数民族の言語でテレビ番組を放送
この少数民族専門チャンネルの特徴は、ミャンマー国民6000万人の約40%を占める少数民族にスポットを当て、135の民族のうち11民族の言語で、テレビ番組が制作・放送されます。専門番組が制作される少数民族は、カチン、カレンニー、ショウカレン、東ポーカレン、西ポーカレン、ラインゾチン、アショーチン、モン、アラカン、シャン、ワの11民族です。
また、カレン、カレンニー、モン、アラカン、シャンの5民族の番組は1時間番組、その他の番組は30分番組として制作されます。
スタッフ総勢158名、各部族ごとの担当者13名
10月15日の本格放送に向け、番組の製作体制は整っているようで、同局の制作スタッフは総勢158名で、各部族の番組ごとの製作スタッフが13名ずつ振り分けられているとのことです。ミャンマーの民族問題は根が深く、近代史においても、イギリス統治時代には少数民族が上に立ってビルマ族を虐げていた過去があり、独立後には一転してビルマ族が中心となって少数民族を阻害し続けた歴史があり、現在に至っては反政府側の勢力に中国が肩入れして内政を混乱させる動きがあるなど、全く収集がつかない状況ですが、このテレビ局の開局が、中央政府と少数民族との橋渡しとなればいいですねー。