これ、ミャンマーに関わっている人は、一読の価値アリ。

国際協力機構(JICA)と、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がまとめた『ミャンマー連邦共和国 投資環境整備情報収集・確認調査報告書』は、さすがに日本人の血税をふんだんに使っているだけあって、現在のミャンマーの状況が一覧できる上質な経済レポートに仕上がっています。
Myanmar
写真: eGuide Travel

全227ページもの大作ですので、詳細は『ミャンマー連邦共和国 投資環境整備情報収集・確認調査報告書』を見ていただくとして、ミャンマーの人口に関する部分について、ASEAN諸国との比較を含め、以下にまとめました。

ミャンマーの総人口と生産年齢人口、ASEAN諸国との比較

2011年のミャンマーの人口は、5458万4650人。
・このうち、24歳未満の人口が44%である。
・また、生産年齢(15歳~64歳)人口は69%で、約3680万人。



参考:ASEAN諸国の総人口と生産年齢人口
(作成:キャプローグ)
  総人口(世界順位)生産年齢人口の割合 ソース元 
 ブルネイ 38万3000人(174) 57.8%(22万1400人) 経済計画開発局 2006年
 カンボジア 1339万5,682人(68) 62%(約830万人) カンボジア統計局・2008年 
 インドネシア 2億4232万5638人(4) 66.5%(約1億5800万人) インドネシア統計局・2010年 
 ラオス 651万4432人(102) 47.2%(376万3361人) ラオス統計局・2012年
 マレーシア 2858万8600人(44) 67.7%(1934万1600人) マレーシア統計局・2010年
 ミャンマー 5458万4650人(26) 69%(約3680万人) JICA調査・2013年
 フィリピン 9401万3200人(12) 62.5%(5879万7300人) フィリピン統計事務所 2010年
 シンガポール 539万9200人(113) 47% (257万人)※1 シンガポール統計局・2013年
 タイ 6506万4077人(19) 69%(4507万6276人) タイ統計事務所・2006年
 ベトナム 8877万2900万人(13) 69.7%(約6187万人) ベトナム統計事務所・2012年
※1 ブルネイおよびシンガポールは、20歳から65歳のデータを使用しています。

ASEAN諸国の総人口(上記の表の総計)は約6億人で、生産年齢人口の割合は66%となります。


参考:総人口グラフ (ソース元:世界銀行)



参考になりましたら、幸いです。