イングリッシュ・ブレックファストティーとは、朝食時に飲む紅茶習慣。

イギリスの朝食は、フルブレックファストと呼ばれ、他国の朝食と比べてボリュームがあるため、紅茶も大きめのカップで提供されることが多い。(写真はBBC
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起源には諸説あるものの、有力な説では、イギリス植民地時代(1843年)の米国ニューヨークで、茶商のリチャード・デイビスが、功夫茶をベースとしてペコーや包種茶などをブレンドした紅茶を1ポンドあたり50ポンドで販売したところ人気を博し、 本国イギリスへと伝わったというものがある。また、元来はスコットランドの飲茶習慣であったものを、ビクトリア女王が世間に広めたという説もある。

現在のイングリッシュ・ブレックファストティーの茶葉は、アッサムやセイロン(スリランカ)、ケニアなどの茶葉がブレンドされるほか、高級なブレンドでは、中国のキーマンが使用されることもある。 
 
現在、イングリッシュ・ブレックファストの名前を付けたブレンドティーは、様々なブランドから発売されている。



関連項目 : アーリーモーニングティー