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インドの本格チャイを自宅で作ろうシリーズが好評だったので、その続編のようなものです。

ヒマラヤ山系の秘境ブータンで飲まれているバター茶(スジャ)を、自宅で作ってみたいと思います。
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先日、ブータンの農家で、実際にバター茶(スジャ)の作り方を教えてもらいましたので、正真正銘の本格派です。

2000メートル以上の高地が国土の大半であるブータンでは、バターやチーズなどの乳製品が豊富にあるものの、不足しがちなビタミンを摂取するために、中国やインドからの茶葉を使用したバター茶が、庶民のあいだで楽しまれています。

インドのチャイと同じく、とても庶民的なお茶です。

バター茶の茶葉は、緑茶の磚茶

この茶葉は、ブータンの首都ティンプーの市場で仕入れたもので、茶色ですが緑茶を固めた磚茶(だんちゃ)と呼ばれる茶葉です。

プーアール茶と似ていますが、とても柔らかくて、手で崩せる硬さです。
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バターは、茶葉の2倍くらい入れる

バター茶というくらいなので、バターは結構いれます。重さにして、だいたい茶葉の2倍程度です。
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ブータンでは、ヤクの乳を原料とした自家製のバターを使いますが、ブータン以外では手に入らないので、市販のバターを使います。

塩を、少々。

バター茶の味を引き締めるため、塩をひとつまみ程度入れます。
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ブータンでは、ヒマラヤの岩塩を使用しますので、今回は「ヒマラヤンソルト」という塩を購入しました。

バター茶を作る専用容器、ザム

バター茶を作る専用の容器は、ザム(あるいは、キティリ)と呼ばれるポットです。
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サイズは、3人程度が飲む小さな容器から、20人くらいが飲める大きな容器もあります。

バター茶を攪拌する道具、ジャトゥ。

バター茶を攪拌(かくはん)する道具は、ジャトゥと呼ばれるもので、一般的には木の枝を使用します。
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ひとつの節から、細かな枝がいくつも出ているものが使用されます。
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いつもの茶こし。

チャイ作りの時にも大活躍している茶こしは、バター茶作りでも必須です。
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ってことで、『ブータンの本格バター茶(スジャ)を、自宅で作ってみた。(材料編)』でした。