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沈香茶に引き続き、ラオスのお茶シリーズ2杯目は、Silk Teaブランドの「Mulberry Leaves From Laos」という桑(クワ)の葉で作られた茶です。
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東南アジアでクワ科の樹木と言えば”菩提樹”や”インドボダイジュ”を思い浮かべますが、このSilk Teaブランドを発売しているMai Savanh Lao社では、シルク(絹)の生産も主たる事業のひとつのようですので、蚕(かいこ)が食べているのと同じ種類の桑の木から採取された葉っぱなんだと思われます。

参考: Mai Savanh Lao社のホームページ(茶の通販あり)

桑の葉から作られたお茶ですので、茶の分類は「茶外茶」です。
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まず、お茶の香りですが、何というか森の香りがします。森林浴をするような気持ちになるような・・・などと書いておけば良いのでしょうか。

飲んでみると、渋みと香ばしさとかではなく、やっぱり木の葉の味がして、余韻もやっぱり木の葉です。

まぁ、青臭い感じです。

乾燥した茶葉からは特に際立った香りはないですが、抽出後の茶葉からは、やっぱり木の葉の香りがします。
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「ノンカフェインの100%ナチュラル製品」ということなので、大自然の風味を愉しむのが良いのかと。
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パッケージを見ると、手摘みした茶葉を、独自の製法によってゆっくりと乾燥させるとのことですが、茶葉は自然の緑のままですので、発酵を早い段階で止める緑茶に似た製法なんだと思われます。
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アジア文化の中で700年以上の歴史を持つというクワ茶ですが、アジアの食文化のなかでは、ミャンマー北部の少数民族の食卓に並んでいた料理に似た味がします。

個人的には、この”森の味”に、かなり抵抗がありますが、少しの間、飲み続けてみて再評価したいと思います。

以上、ラオスのクワ茶でした。