猫肉を提供する店主「みんな、食べてみたいんだ。」

ハノイで営業するレストランの店主は、猫肉料理に関するインタビューに対して、「多くの人が猫肉料理を注文するよ。珍しいからねぇ。みんな食べてみたいんだ。」と答えています。

猫肉料理は、多い日では、1日に100食以上の注文があるそうです。

食材となる猫肉については、店主は、地元の飼育業者から購入しているそうですが、仕入れ元について問題が生じています。

ハノイ市はペットに猫を飼うことを奨励している

ハノイ市行政では、ネズミ対策としてペットに猫を飼うことを奨励しています。

猫の数が増えることによって、ネズミを食べるために、ネズミの量が抑制できるという政策です。本当に猫がネズミを追い掛け回してくれるのかは置いといて、ハノイ市としては、市民に対して「猫を飼いましょう」と宣伝しています。

しかし、ネズミを獲るはずのネコが、人間に獲られてしまうので・・・

ハノイの猫は、放し飼いではなく、室内で飼われている。

ハノイでは、行政からの勧めもあり、ペットとして猫を飼う方が増えているそうですが、一方で猫肉を食べる文化があるため、放し飼いにしていると猫泥棒によって、連れ去られてしまう事案が多発しているため、ハノイの猫は、室内で飼われています。

ハノイ市では、猫肉を提供することを禁止していますが、具体的な指導などはしていないようで、レストラン店主によると「法的な問題が生じたことは一度もない」そうです。

食用の猫の相場は、1匹50ドルから70ドル

ハノイ市内で出回っている食用の猫の相場は、1匹50ドルから70ドルで、食用猫の飼育場で育成されたもののほか、猫泥棒によって連れ去られてきたもの、近隣国のタイやラオスから密輸されたものなどが取引されています。

ベトナムにおける猫肉を食べる習慣は、ベトナム戦争の時期を含む時代に形成されたものが、現在に残っているのだそうです。

ソース ：Vietnam's taste for cat threat to pets