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イギリスで認められた国産紅茶として知られる逸品が、鹿児島から届きました。

薩摩英国館の『夢ふうき ファーストフラッシュ 2014』を、ご紹介します。
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さて、この薩摩英国館『夢ふうき ファーストフラッシュ』ですが、予約注文が多いため、ほぼ市場に出回らない紅茶です。この2014年のファーストフラッシュは当然ながら完売で、既に2015年の予約が開始されています。

今から予約しても、2015年のファーストフラッシュが届くのは、来年の6月中旬以降です。

この茶葉の何が凄いのかというと、イギリスでグレート・テイスト・アワードという賞を獲得したということではなく、すべての茶葉が手摘みだということですね。茶業界にも機械化・大量生産の波が押し寄せるなか、手摘みにこだわった茶葉は違います。
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水色は薄く、赤みというよりは茶色に近いです。透明感があり、濁りはありません。

茶葉の缶を開けたときに、かなり強いフルーティーな香りがしますが、紅茶を淹れた段階では、自然の柔らかい香気になります。

まず、ひと口、飲んでみると、インドやセイロンに期待するような力強い味わいがなく、あれっ?と拍子抜けするような感覚がありました。

ふた口目、他の味を探しながら飲んでみると、これは限りなく緑茶に近い甘味のある紅茶だと分かりました。

夢ふうきは、”べにふうき”という紅茶生産のために改良されたアッサム種に近い品種なのですが、このファーストフラッシュに関しては、緑茶を受ける準備をした舌で飲んだ方が良いと思いますね。

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冒頭部分で触れましたが、この薩摩英国館の『夢ふうき ファーストフラッシュ』は、イギリスのグレート・テイスト・アワード2012で、三ツ星の金賞を受賞しています。

既に2014年のものが完売してから随分と経つので、2015年の予約が殺到しているかと思いますが、ご興味のある方は、今からでもお問い合わせされると良いかと思います。

薩摩英国館 『夢ふうきファーストフラッシュ』

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この紅茶を飲んで、日本国産の紅茶が、インドやセイロンとは全く違った独自の紅茶を目指していることが理解できました。

あの秋月園の『長崎玉緑茶』や、松北園の『花音』も、あちこちのテイスティング会に持って行って、多くの方に飲んでいただきましたが、これもまた、タイの人たちに飲んでいただきたい日本のお茶ですね。

以上、薩摩英国館の『夢ふうき ファーストフラッシュ 2014』でした。