"タイに緑茶飲料業界を作った男"と言っても過言ではない"タン社長"が率いるイチタングループが、タイ証券取引所に上場してから3日が経ちました。

IPOの公募価格13バーツのイチタン株は、初値で16.50バーツをつけ、初日(21日)の取引を16.20バーツで終え、2日目(22日)は少し落ち着いたものの、3日目(23日)の取引では再び上昇し、17.30バーツで取引を終えています。
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コスプレばっかりやっている”目立ちたがり”なタン社長ですが、結婚式用の写真屋さんを当て、日本食ビュッフェのオイシグループで当て、そのオイシグループを売却後、再びイチタングループとして創業僅か3年でタイ証券取引所に上場させ、見事な経営手腕を発揮しています。

参考:茶飲料大手イチタン、創業3年でタイ証取上場(newsclip)・・・タン社長略歴など

正直、めっちゃマズい緑茶・・・

”タイ旅行あるある”のひとつに、「タイで緑茶と書かれたペットボトルを買ったら、めっちゃ甘かった」というのがありますが、タイで流通している緑茶飲料の約8割は、タン社長が手掛けたものですので、タイの緑茶が甘いのはタン社長のせいです。
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ただ、日本人にとっては”甘くて飲めない緑茶”ですが、タイ人の嗜好に見事にマッチしているからこそ、イチタングループは業績を伸ばし、3年で上場を果たしています。

まぁ、日本でも、インド人に言わせればカレーじゃない日本式カレーとか、イタリア人に言わせれば正体不明なナポリタンとか、各国のご当地料理を日本人向けに作り替えてきた歴史がありますので、似たようなもんでしょう。

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さらに、タイ以外の20カ国にも・・・

イチタングループの公式ウェブサイトによると、同社の緑茶飲料は、世界20カ国以上に向けて、年間500万本以上も輸出されているそうです。

ちなみに、イチタングループの年間総生産数は、ペットボトル8億本とのこと。

世界は、甘い緑茶を求めているようです。



さらに詳しい情報は、イチタングループ公式ウェブサイトをご覧下さい。